青木病院は昭和45年に埼玉県の北部地域にある本庄市若泉で20床の個人病院から始まりました。その後30床に増床し昭和60年に医療法人 柏成会(はくせいかい)として設立許可を得ました。
法人名の由来は、開設者の出身校である本庄高等学校の校章が柏の葉であったことがきっかけとなっています。「柏」には、新芽が出るまでは落葉しないという特長があり、継続性を意味しています。また、「成」は、医療を通じて地域への貢献を成し遂げたいという想いが込められています。
そして、平成14年には3キロ離れた本庄市下野堂へ新築移転しました。その際に47床へと増床しました。診療科目はそれまでの外科、内科、泌尿器科、小児科に加え、整形外科、リハビリテーション科、消化器科を標榜しました。現在では、整形外科、肝臓内科における専門性の高い病院として地域の方々にも認識されています。
32年ものあいだ診療を行ってきた地域から移転を決断したのには、ドーナツ化現象により診療圏が変わり、患者さまが求める医療の質や療養環境に応えることが困難になると予想したためであり、また、世代交代の目途が立ったためです。そして、新たな病院をつくるにあたっては、清潔感や静寂性、快適性といった五感に優しい環境づくりにこだわりました。何よりも、より多くの方に良質の医療を提供できる病院にしたいという想いがありました。
移転前からご利用いただいていた患者さまには「これまでと変わらない診療と応対」、新たな患者さまの期待には「十分に時間をかけて説明を行う」ことで支持を得たいと考えていました。
新病院の開院時から予想を上回る多くの患者さまに来院いただきましたが、患者さまの要求も様々であったため、その対応で職員は余裕がなく医療サービスのレベルを統一できない時期が続きました。それを朝礼や運営・管理職会議の定期開催、接遇委員会の活動の活発化、研修制度の確立、満足度調査の実施と結果説明、医療機能評価の受審、オーダリング・予約制の導入などを行うことで以前に比べ少しずつですが改善されてきました。
現在も患者さまの要求や進化する医療技術と専門性に対応するため、様々な職種の雇用を続けており、病院が進むべき方向性を全職員で理解し共有する難しさを実感しています。
しかし、環境変化が著しい現在だからこそ意思統一の重要性を理解することができ、組織は職員を、職員は患者さまを第一に思える環境をつくり上げたいと強く思い、努力することができるようになりました。組織変革は急激に行えないものの、新たな制度や手法の導入に傾倒せずに職員満足度を高める方法を模索しながら、職員、患者さま、社会から愛される病院になりたいと考えています。
当院では移転当初「信頼・満足・共生」を理念としていましたが、より分かりやすさを目指し平成17年に下記の理念に変更し、基本方針を加えました。
■患者さまに信頼され満足していただく医療の実践
●患者さまの言葉に耳をかたむけ、十分に時間をかけて分かりやすく説明します。
●知識・技術を高め、患者さまが求める最良の医療を目指します。
●医療・福祉施設と連携をはかり、当院の役割を果たします。
私たちは多角的(ケアミックス、療養、介護)な医療を行うのではなく、急性期・亜急性期の医療を担う病院です。
「クリニックより幅広く大規模病院よりも親切に急性期医療を提供する」ということを不変のコンセプトとし、“高度先進医療”ではなく“先進医療”を提供し続けられる病院でありたいと想っています。
それは、新たな医療へ取り組む姿勢を忘れず、限られた診療科でも患者さま個々の要望に対して的確に対応し、地域の基幹病院と同等の治療が行える体制を整えていくことです。また、各部署の職員がより優れた専門知識・技術を身につけ、全職員が専門職としての自覚・誇りを持ちながら患者さまに接する組織でもあります。
この経営理念を理解し、実現するための理想的な姿を「顧客本位」「社員重視」「独自能力」「社会との調和」の4つの視点からそれぞれ考えてみました。
「患者さまの言葉に耳をかたむけ、十分に時間をかけてわかりやすく説明を行います」
○得意分野の医療においては当院で完結する体制を整え研鑚をつむ
○専門外の医療が必要な場合には最適な治療に繋げられるよう情報を収集し連携を深める
○医療の正しい情報・役割を伝え、最善な医療を理解していただく
○快適性を重視した環境を整える
○患者さまを中心とした行動ができる職員を育成する
「職員はかけがえのない家族です。職員が実感できる成長を愛情をもって支えます」
○職員がロイヤリティーを感じることのできる組織へ成長する
○異なる職種・業務内容を理解し、お互いに敬意を持って接することで、社会で輝く存在として認め合う
○人事制度の内容や仕組みを成熟させ、誰もが納得する公正な評価を実現し、向上心を高める
○専門職としての価値を評価し、周辺医療機関のどこよりも充実した処遇を行う
「クリニックより幅広く大規模病院より親切に急性期医療を提供します」
○Standerdではなく、個々のWant’sへ迅速に対応する
○内科、整形外科のチーム医療による的確な診断と治療を行う
○患者さまの状態や要求を全職員が共有し、迅速で一貫性を持ったコーディネートをする
「医療・福祉施設と連携をはかり、当院の役割を果たします」
○医療機関・福祉施設・自治体・地域住民と連携し、地域全体で医療現場の課題・問題を解決できる機能を構築する
○広報活動(情報発信、イベント)を通して社会生活上必要な存在として認識される
○救急医療を充実させ、安心・安全・健康な地域づくりに貢献する
私たちが考える理想的な姿の達成状況については、患者満足度調査(入院・外来)、職員満足度調査、職員目標達成率、職員定着率、クリニカルインディケーター等の数値を定期的に比較評価し、その結果が前回を上回る努力をし続けます。
当院の医療圏は埼玉県本庄市を中心とした、北部(西)保健医療圏です。医療圏全体の人口は本庄市8万人、上里町3万人、神川町1万人、美里町1万人の計13万人です。
この北部(西)医療圏には、79医療機関(11病院・68診療所)が存在し、病床数1,403床を有するものの、その約63%が療養病床と精神科であり、救命救急や高度先進医療を担う地域の中核となる病院が存在しません。
それは、平成22年の救急統計(児玉郡市広域消防本部 救急活動状況)による医療圏での救急患者(交通・一般負傷・急病・転院搬送)の約42%が他の医療圏へ搬送されている現状にも表れています。
中核病院が存在しないことにより、その他9病院も一般病床、療養病床とのケアミックスとなっており救急医療に限らず、小児や周産期といった専門医療の慢性的な不足を生み出しています。
●患者さまと家族
●地域住民(潜在顧客)、自治体、福祉施設
●診療所の医師、紹介元の病院
●職員と家族
私たちの患者さまは主に以下のようなことを期待していると考えます。
●的確な診療と治療実績
●安心・安全への真摯な取り組み
●情報の整理と分かりやすさ
●親切で丁寧な対応
●治療環境の快適性
私たちは医療圏で述べた医療環境のなか、お客さまは救急医療、連携(医療・福祉・行政の連携により切れ目ない医療・福祉サービスの提供)、および広報機能(地域の医療・福祉情勢、医療現場の実際等)の充実を求めていると認識しています。
2次・3次救急に限らず、対応が難しい分野についても然るべき医療機関へ継ぐための的確な診断と紹介ができる体制の整備が必要です。
そのためには、診療所・福祉施設・自治体等とのネットワークが構築さえることや、医療提供体制と診療実績や政策、そして現在の潮流を整理し、有益な情報を分かりやすく発信することが期待されていると考えています。
住み慣れた地域で、急性期医療から在宅生活まで切れ目ない医療・福祉サービスを受けるためには、医療・福祉機関の相互理解が推進される環境が強く望まれます。
地域に安心・安全な医療・福祉を提供するために、私たちは以下のことを行っています。
【救急医療】
常勤医の疲弊を考慮して当直を外部の医師に頼っている現実があるため、夜間の救急を受け入れいることは困難ですが、外来診療時間帯においては非常勤医師の雇用を積極的に行うことでその配置を厚くし、可能な限りお受入れができる体制を整えています。
受け入れの可否について分析を行い、二次救急指定病院としての役割を再認識し、意識の強化に繋げてます。
【連 携】
地域医療連携室の設置と専従スタッフの雇用により、関係機関からの紹介や問い合わせがスムーズになり、意思疎通ができるようになりました。そのことで患者さまはもちろん、地域内外の関係機関からの信頼を得られるようになりました。
当院で対応が困難な疾病に関しても、然るべき医療・福祉機関へ紹介させていただきます。
【広 報】
医療に対する正しい知識や情報と理解を得ていただくため、ホームページや院外広報誌の定期発行、健康講座などを行っています。これまで、一方的に発信していた情報発信ツールを見直し、地域・患者さまからの意見を収集できる機能を充実させました。
以上のように安心感や親近感を得ながら、治療を受けることを患者さまは望んでいるのだと考えます。
現在の医療環境としては以下のように変化していくと考えられます。
・少子高齢化
・疾病構造の変化(急性疾患中心から慢性疾患および生活習慣病へのシフト)
・医療保険財政の逼迫
・国や自治体の財政悪化
・予防医療への取り組み強化
・日常診療圏における地域完結型医療(地域連携クリニカルパスの推進)
・在宅医療を推進(一般病床の削減)
・高齢者医療制度の見直し
・先端医療技術の発達
・IT化の推進
・公立病院の民営化、運営委託
・強力な病院グループの成長
・病院の医療機能構造の変化
このような環境変化の中、患者さまは
●治療に対しての高い専門性
●治療以外でのサービスの充実
●安心していつでも治療を受けられる環境
●発信される情報の正確性と分かりやすさ
ということを求めると考えます。
治療技術や機器の発達と情報の氾濫により、医療に対し過度な期待と多様な要求が生まれています。それらは治療(診療)に限らず、医療提供全体にも及び、患者さまの厳しい評価によって病院の淘汰が進んでいくと考えられます。
私たちの市場(北部(西)保健医療圏)では、中核病院が存在せず超急性期医療や高度先進医療を提供できる環境がありません。人口動態からみると、全体的に人口減少の傾向にあり、減少幅は年々小さくなり、今後もほぼ横ばいで推移していくものと考えられます。しかしながら、年齢三区分別人口割合をみると、年少人口割合、生産年齢人口割合は減少し、老年人口は増加し続けていることから、確実に少子高齢化が進行することが予想されます。
私たちができることは、8年間継続し認識された整形外科、肝臓内科の専門性を追求し、より充実した質とサービスを提供していくことだと考えます。
整形外科においては加齢によって生ずる「変性疾患」の患者さまが増加してくることが予想されます。今後は「変性疾患」に対する治療の充実と疾患への理解を促す努力が必要と認識しています。また、骨折や靱帯損傷、脱臼などの整形外科領域における急性期医療を24時間365日提供できる体制を整えたいと考えています。
肝臓内科においては現状の実績を保ちながら、大学病院、地域の基幹病院、診療所との連携を強化しながら地域の拠点病院として役割を確立していきたいと考えています。患者さまは多種多様かつ的確な医療を要求します。そのためには、患者さまの思いを受け止め行動できる人材の確保と育成が必要だと考えます。また、安心、信頼して治療を受けていただけるよう情報を整理し、分かりやすく提供できるようIT化の推進や広報機能の充実を図らなければならないと認識しています。
(3) 競争認識
医療法人財団献心会 川越胃腸病院
川越胃腸病院は医療を「究極のサービス業」と定義しています。多くの職種、個性が集まる医療集団ながら、全職員が組織の理念を理解し、患者さまのためにできることを真摯に考え実践している病院です。
・職員満足度の高さ
職員を「第一顧客」とする経営方針のもと「ひと満足の好循環スパイラル」が確立されている。
・職員のNQ(共存指数)・EQ(情動指数、感性の指数)の高さ
職員が患者さまを第一に考え行動できる。また、それを理解し共有しようという組織風土が完成している。患者さまへの思いやりの大きさや感性の高さが秀でている。
・職員の学ぶ意欲と高いスキル
職員が常に知識向上への意欲を持っている。組織として学ぶ機会をしっかりと準備し支える環境が整っている。
・専門性の高い医療の提供
胃腸専門病院として地域からの信頼を得ている
理想とする病院を目指すには、「ひと満足の好循環スパイラル」をつくり上げる必要があり、そのためには「職員満足度」を最優先に考えなければなりません。
当院では、理念や基本方針を理解・共有し行動できる職員の育成と各部署のリーダーと現場がお互い積極的にコミュニケーションを図ることが最も重要な課題だと認識しています。
私たちの最も重要な経営資源は「ヒト」です。現在88名の職員を雇用しています。
私たちは「患者さまに信頼され満足していただく医療」を経営理念としており、毎年実施している患者満足度調査においても職員の対応については85%以上の患者さまから満足という評価を受けています。また、小規模病院ゆえに職員がお互いに家族のように接することができており、自然と協調性の高い組織となっています。
当院は新築移転して8年であり、病院全体が新しく清潔に保たれています。
不安を抱いて来院される患者さまの心が落ち着くように、優しい色合いやデザイン、照明を工夫しています。病室はすべて8㎡以上の広さがあり、ドアや窓ガラスなどにも静寂性を保つための配慮をしています。また、待合室には床暖房を設置するなど院内で快適に過ごせる環境が整備されています。
自己資本比率、固定長期適合率、借入金比率、償還期間、流動比率、1床あたり固定資産額、償却金利前経常利益率を病院経営指標(平成20年度)の指標最高値や中央値と比較しても非常に高く、安定性が確保されています。
当院の有力なパートナーは以下のとおりです。
・大学医局(群馬大学医学、埼玉医科大学)
・人材紹介会社
・看護師養成学校(本庄児玉看護専門学校、本庄准看護学校)
・事務員養成学校(高崎健康福祉大学、前橋中央情報経理専門学校)
・栄養士養成学校(埼玉栄養専門学校)
・IT、事務機パートナー
・委託検査パートナー
・清掃、リネンパートナー
・医療廃棄物処理パートナー
・給食食材卸パートナー
・医療連携パートナー(伊勢崎市民病院、公立藤岡総合病院)
≪当院の強み(コアコンピタンス)≫
当院の強みは新築移転してわずか8年の小規模病院であることと認識しています。
定期的に院内巡視を行う「気づきチェック」や患者さまからの声や職員自らの気づきを記録し、病院全体の問題として共有し、検討・改善する「Cカード」といった活動を行っています。接遇委員会を中心に快適な環境づくりや全職員で質の高い接遇を行うための意識改革ができています。
月1回以上の院内研修の開催や常勤・非常勤職員の区別なく院外研修に参加できる環境が整っています。研修に参加することにより自己の成長と組織への貢献に良い影響を与えています。
当院では小規模病院の特性を活かし、一人ひとりの患者さまと密に接することができています。それにより定期的な患者満足度調査においても他の病院より高い評価を得ています。
高い資質(専門性)を有する人材を厳選して雇用する機会と必要性が増えると考えています。病院全体でスキルアップするという意識や姿勢を共有しなければなりません。また、職員全員で良好なコミュニケーションを図ろうという意識が求められます。
推進する医療を実現するために今後も専門性の高い人材の充実が求められます。これまでは小規模病院ゆえに自然と協調性の高い組織となっていましたが、職員が増えることにより、意識的に協調性のある組織へとつくりあげていかなければなりません。
そのために、理念に込められた想いや重要性を全職員に伝え、浸透させるための仕組みをつくらなければならないと認識しています。
また、人材の確保により発生する支出(人件費)と収入と利益のバランスを保たなければなりません。さらに、患者さまにより良い医療を提供するために必要不可欠であるIT化の推進も図らなければならないと認識しています。
当院では「人はミスをする」事を前提に、重大な事故を未然に防止する為の仕組みの構築を重視しており、他者のインシデントやアクシデントを教訓とするようにしています。
院内で発生したインシデントと新聞・雑誌・インターネット上の医療過誤に関する情報を収集し、院内スタッフ専用掲示板に定期的に貼り出し全職員に啓蒙しています。
外来受診票を受診毎に発行し、診察室や検査室に入室の際に提示していただく仕組みや、手術患者や認知症患者等自分の氏名を名乗れない入院患者を対象としたリストバンドの活用で誤認防止を行っています。
ハイリスク薬に関わらず、名称や包装が類似している薬剤の不採用、誤投与防止策がされた薬剤の採用、薬剤院内や他施設での誤投薬事例について医師または薬剤師から看護師への講習や指導を行っています。
手術部位や左右間違いについて
リストバンド使用や手術前日の執刀医による患肢へのマーキングを実施しています。
ガーゼや器械の体内置忘れについて
閉創前のガーゼカウント、手術終了時の器械カウント、術後X-Pの実施にて置忘れ防止に努めています。
診断や治療の的確性を確認するために、第三者(放射線科医・合同カンファレンス)からの意見の聴取を行っています。また、非常勤当直医との確実な引き継ぎを行うことが重要と認識しています。
医療安全と質について(当院の課題も含む)
現在も医療安全に関する統計学的数値は特に公立病院が中心となって公表する方向にあります。統計学的数値の公表が次第に広まった場合、一般の人達は病院の判断基準(質)の一部としてとらえることは必至です。ミスを未然に防ぐための対応(インシデント・アクシデント報告)が活発に行われた結果として件数が増加した事をマスメディアが医療ミス増加と報道することで、医療不信へとつながっている実態があると考えます。
インシデントの抽出は多くの医療従事者の経験を報告することにより自らの経験と置き換え、対策を練ることで重大な医療事故が起こることを未然に防ぐことを目的としており、数値を公表するだけでなくデータをどのように分析し取組んでいるかを同時に発信する事が重要であると認識しています。
今後の変化で述べたように、少子高齢化や疾病構造の変化、先端医療技術の発達、IT化の推進などにより医療への要求も多様化してくることは間違ありません。そのことにより「健康」「生命」に対する意識の変化が予想されます。また、情報の氾濫から起こる「医療」に対する意識の変化に対しては、ホームページのリニューアルや院外広報誌の定期発行、健康講座などを通じて正しい知識や情報と理解を得る機会をつくらなければならないと考えています。
しかし、そのような変化のなかでも、患者さまは「安心」「信頼」して医療を受けたいという本質は変わらないと考えます。そして、その本質は私たちが掲げる理念である「信頼され満足していただく医療」と合致しています。
安心・信頼の医療を実践するためには、患者さまの心に寄り添うサービス(ホスピタリティ)を追求しなければなりません。それには一人ひとりが考え行動できる感性豊かな職員が必要です。私たちは“ヒト”こそ財産であると認識し、財産である“ヒト”がお互いに幸せを分かち合える環境を組織としてつくり上げたいと認識しています。
1.人事制度の理解と運用の推進
人事制度のしくみ、内容、評価方法などを全職員から理解を得て、業務の質改善とやりがいへの意識改革を行う。
2.リーダーシップを発揮できる管理職の教育と育成
定期的に職員意識調査を行い、分析結果を基にカスケードミーティングやリーダー研修を実施することで意識改革を行う。
3.成長を実感できる仕組みづくり
課業一覧を整備し、ステップアップへの過程を明確にする。また組織としてスキルアップへの十分な予算を確保し、学ぶための環境支援を行う。
上記の中期経営目標(3年)は、職員の病院への理解、モチベーションを向上させるためのものです。
私たちは何よりもまず、職員の満足感や充実感を向上させたいと考えています。これは、職員満足なくして患者満足はなく、患者満足なくして社会満足なしという、認識に基づくものです。
このような取り組み(改善)が職員へ伝わり、理解され、幸せを感じられるようになれば、より質の高い医療や温かいサービスも提供できるようになると考えます。患者さまに満足・感動していただける病院へと成長することで、自然と患者数が増え、病院の収益性が向上し健全な経営も可能となります。収益から得られた経営資源(カネ)は昇給や賞与、働きやすい職場づくりに投資することにより、さらなる職員満足度の向上も実現できます。
長期的には学会認定施設取得への取り組みや整形外科・肝臓内科医の雇用による専門医療の推進などの目標がありますが、まずは医療の根本である職員の幸せを追求できるように中期経営目標を設定しました。
北部(西)保健医療圏 人口規模13万人
所在地:埼玉県本庄市下野堂1丁目13番27号
病床数:47床 / 職員数:88名 / 標榜科:8科
主な特徴:二次救急告示病院、病院機能評価Ver5認定(平成18年)
北部(西)保健医療圏では唯一7:1看護を取得している。また、すべて
の病床が1床あたり8㎡以上の療養環境を保持している。
褒賞制度の導入・・・人事考課では評価できない勤労に対する評価を行います。
スキルアップ支援・・・スキルアップへの予算・機会を増やします。
専門医の獲得・・・医師確保のための活動を広範囲に行います。
IT化の推進・・・電子カルテを導入し、より質の高い医療を提供します。
医療機器の充実・・・MRIの導入やCT等のバージョンアップを行います。
| 常勤 | 非常勤 | |
| 医師 | 6 | 32 |
| 看護師 | 26 | 9 |
| 准看護師 | 3 | 2 |
| 看護補助 | 5 | 2 |
| 薬剤師 | 2 | |
| 理学療法士 | 5 | |
| 放射線技師 | 3 | |
| 社会福祉士 | 1 | |
| 管理栄養士 | 3 | |
| 栄養士 | 5 | |
| 調理師 | 1 | |
| 事務 | 11 | 3 |
| 運転手 | 1 |
医療安全実績
|
項目 |
2010年度 |
2009年度 |
2008年度 |
|
褥瘡の数(院内発症のNUPAII度以上) |
28 |
17 |
13 |
|
転落・転倒により入院が長引いた症例数 |
0 |
6 |
5 |
|
事故による大腿骨頚部骨折の数 |
0 |
0 |
0 |
|
医原性気胸の数 |
0 |
0 |
0 |
|
医学処置による感染の数(手術傷の感染(SSI)、VAP、尿道留置カテーテル感染、血流感染(BSI)について) |
0 |
0 |
0 |
|
異型輸血の発生件数 |
0 |
0 |
0 |
|
誤投薬の数(例:危険薬の誤投薬数。危険薬は医療の質安全学会のHPを参照ください。) |
4 |
3 |
4 |
|
上記以外の過失事故数(例:患者を傷つけた場合) |
1 |
0 |
0 |
|
|
|||
|
項目 |
2010年度 |
2009年度 |
2008年度 |
|
異物の置き忘れの数 |
0 |
0 |
0 |
|
麻酔手技による合併症例数 |
0 |
0 |
0 |
|
処置を要した術後の出血や血腫の数 |
0 |
0 |
0 |
|
処置を要した術後の代謝異常の数 |
0 |
0 |
0 |
|
術後の急性呼吸不全の数(例:再挿管の数) |
0 |
0 |
0 |
|
術後の肺血栓や深部静脈血栓の数 |
0 |
1 |
0 |
|
術後の敗血症の数 |
0 |
0 |
0 |